続・虹の向こう側

書いて、走って、旅をする。日日是魔法日和

ニューヨークシティマラソン応援&5Kレース参加

シカゴに続いてニューヨーク応援、今回は私も軽くマラソン前日の5K レースに参加しました。コースは国連ビル前〜42St.〜6th Ave〜セントラルパーク、マラソンと同じゴールを目指すというお楽しみコース。11月に入るとぐっと寒くなるニューヨークですが、お天気もよくいつも観光客や車でごった返す大通りやセントラルパークを駆け抜けるのはとても気持ちよく楽しく走れました。1週間以上トレーニングしていなかったので、走り切った感は達成出来なかったけれど、60歳〜65歳のエイジグループ185人中9位という成績でした。

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翌日のフルマラソンはブルックリン〜マンハッタンを地下鉄で移動して声援を送りました。ニューヨークの5ボローを駆け抜けるコースが素晴らしいので、来年は私も走ろうかと思ったものの、スタートするまでにかなり過酷な寒さと状況らしく、やっぱりやめておくことに(笑)。それでなくても過酷なフルマラソン、楽しく快適な状況で走りたい。

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ブルックリン

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セントラルパーク

 

次は3月のニューヨークハーフマラソン。こちらはシティマラソンより小規模で距離も半分なので、今年に引き続き走ります!今回は抽選では無く、タイムクウォリファイヤーとして走れるのがうれしい!

 

それと来年のシカゴマラソンも既に申し込み完了。こちらもタイムクウォリファイ、少しでも楽なようにテントや食事やマッサージ付きのVIPパッケージにしてみました。何しろ来年は更に一つ歳を取って61歳なんで、体に優しくしないと。

 

と言いながら、実は来年はもう一つ挑戦が待ってます。なんと、モンサンミッシェルマラソン50キロトレイルラン!当初はフルマラソンを走ろうと思っていたものの、唯一50キロレースのゴールだけがモンサンミッシェルの塔の下ということが判明。大天使ミカエル目指してやっぱりこれしか無い!ミカエルからの挑戦状、受けて立ちましょう!

 

ニューヨーク、ボストン、シカゴ、モンサンミッシェル、来年はなんだかランニング人生ひた走る一年になりそうです。

 

私はいったいどこに向かっているんだろう?

 

ピンクシューズが駆け抜けた2019シカゴマラソン

3年連続で参加した夫の応援でシカゴマラソン観戦。直前にナイキのオレゴンプロジェクトがコーチの薬物使用違反への対応で突如閉鎖、一方、キプチョゲが人類未踏のサブ2を達成、という両極のニュースがマラソン界を駆け抜ける。シカゴマラソンはナイキ主催だけに、アスリートにとってこの二つのニュースは当日の走りに影響を与えるだろうな、と気になるところだった。トップアスリートは直前に発売された新しいピンクのベーパーフライ一色、気温はかなり下がってスタート時で6度、日中は13度くらいまでしか上がらなかった。別名Windy Cityと呼ばれるだけあって時折強風、観戦する方もなかなか気合がいる。

 

結果は期待のモー・ファラーは今年は振るわず、オレゴンプロジェクトのゲイレン・ラップとジョーダン・ハッセイは途中で棄権という残念な結果。でも女子はキプチョゲと同じケニアの選手が1分以上速いタイムの世界新記録達成で優勝。確実に人間は過去よりももっともっと速く走れるようになっている。

 

さて、来年は私もきっと走っているような気がする、シカゴの街。

 

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トップエリートランナーの足元ピンク一色が何だか衝撃的。思わず欲しくなる色だけど、もうオレンジもグリーンも持っているので、今回はやめておこうかな、と。それにしてもナイキのモノを売る力の凄いこと!

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シカゴに泊まるならシカゴリバー沿いのホテルがオススメ。アート感覚あふれるビルに囲まれて昼も夜も抜群のビュー。この三つの橋はマラソンコース。川の周辺はミシガン湖までずっと続く遊歩道になっているので、ジョギングコースとしても最高のランナーズ天国。

 

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シカゴはニューヨークに負けないくらいレベルの高いレストランがいっぱい。今回のお気に入りはテスラCEOのイーロン・マスクの弟が経営するThe Kitchen、新鮮な地元の素材を使って美味しさ抜群!マスク兄弟のお母さんは70歳の現役モデルにして栄養士というスーパーマザー、二人の息子の大成功はこの母にあり!よくぞ育て上げてくれました。

 

秋色とキプチョゲ

季節はやっと秋。空も大地も秋色に染まってほっと一息ついているかのよう。走りは少しピッチを緩めて季節の風に吹かれています。

 

今週末はシカゴマラソンの応援旅行へ。去年は川内選手や大迫選手に日本食レストランで遭遇したけど、今年は二人共出場しない模様。モー・ファラーやゲイレン・ラップ辺りが注目かな。ナイキオレゴンプロジェクトの監督がドーピング疑惑で黒と判断されてとても残念です。渦中のサラザール監督はいつも走っている近所の高校出身で地元の有名人だっただけになおさら残念度が高まる。しかし、闇は照らされるべき。人間の可能性への新たな出発。そう言えば今週末はキプチョゲがいよいよウィーンマラソンでサブ2に挑戦しますね!禅僧のようなキプチョゲのクリーンな走りに期待高まる。

 

キプチョゲの前人未到の記録更新があればきっと世界中のランナー達にバタフライエフェクトをもたらすことになるでしょう。一人の進化が世界を変える。私ももっと進化出来るかな?

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ランニングの神様からのメッセージ

ボストンマラソン参加が決まってほっと一息。終わってからようやくこのレースが多くのランナー達にとってどんなに走りたい憧れのレースかということを実感している。私みたいにふと魔が差してトライして一回で参加出来るというのはまさに奇跡なのだと思う。本当にたくさんの幸運に恵まれた。レース3週間前に出会ったウォーク&ラン、シカゴのレースの日のお天気や泊まったホテルの24時間コーヒーサービス(朝コーヒーが無いと1日が始まらない!)、まるでランニングの神様が満身の思いで後押ししてくれているようだった。そして更にボストンマラソン協会から参加通知が来て判明したこと。今年は例年より1500人枠を増やしたとのことだった。去年よりクウォリファイタイムが5分も速くなったにも関わらず、今年も27000人以上の申し込みがあり、3000人以上がカットオフされた。カットオフタイムはー1分39秒、私の持ちタイムはー2分9秒だったので、ほぼギリギリの線だった。もし、1500人の増員がなかったら私も大きな確率でカットオフされたと思う。今回カットオフされて走れなかった人達の無念さがますます大きく感じられるのだ。私は私の幸運を心して受け止めないといけないなぁとつくづく思う。

 

ランニングの神様ありがとう。

 

よし、一息ついてまた走ろう。

 

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結果メール待ちの時に引いたフォーチューンクッキーのご神託。まだまだ終わりじゃ無い。

 

マジカル・ボストンマラソン走ります!

来ました!ボストンマラソンアクセプトメール!まさかの初マラソンでボストンクウォリファイ、まるで奇跡のようでちょっと放心状態。

 

マラソンレースで最高峰のボストンを走りたい、とふと思ってしまった今年6月、申し込み期限ギリギリの9月のレースで4時間20分切りを目指して3ヶ月の自己トレーニングを始めた。それまで3回ハーフを2時間10分以内で走っていたので、トレーニングしたら何とかなるんでは?と魔が差した。それから3ヶ月間、記録的な暑さの中でもう無理、と思うところまでトレーニングを続けた。レースの3週間ほど前にまだロングランを思うように走れずに挫折しかけた時にRun&Walkを取り入れたのが功を奏して、なんとか初マラソンをクウォリファイタイム内で走り切った。

 

それにしてもボストンマラソンの狭き門!2013年以来6年ぶりにクウォリファイタイムが5分も短縮されて今年は更にランナーにとって狭き門になった。自分が60歳という高齢でなかったらまずは無理だったであろうクウォリファイ、いくつもの幸運が重なってついに参加出来ることになって、なんだか神様、ありがとう!という奇跡のような感謝が溢れる。

 

ボストンマラソンのトレードマークはユニコーン。孤高の一角獣のごとく、走れ!ボストン!

 

マジカルなマラソンになること間違い無し。

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魔女の街、セイラムハーフマラソン走る

まさかの3週連続レース参加。ハーフ、フル、ハーフ、流石に疲れました!3週間後にシカゴマラソンに参加する夫の練習がてらということで、私も誘われてあまり気乗りがしなかったんだけれど、参加賞のバイザーがちょっと欲しくなり参加。マサチューセッツ州セイラムはその昔、現実に魔女狩りがあった街で、今ではその暗い歴史を逆手に取って「魔女の街」として観光化されたテーマパークのような場所。しかし、未だ魔女のエネルギー満載で、私は行く度に何か「もらって」くる。今回はフルマラソンから1週間しか経っていないこともあって体調が整ってなく、すっかり体ボロボロになって帰って来ました。泣。でもレース自体は海沿いの楽しいコースで、自己ベストではなかったものの、2時間1分台の歴代2番目のタイム。年代別では見事ぶっちぎりで一位でした。(とは言っても60代女性参加人数7名という広き門ではありましたが)

 

さて、ボストンマラソン参加出来るや否や、今週中に結果メールが来る頃です。結果はどうあれ、ボストンマラソンクウォリファイヤーという生涯のメダルもらったので、これで一区切り。当分レースはお休みしてゆっくり楽しくリカバリーランをやろう。

 

人生メリハリ、時には亀走。

 

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初フルマラソン完走&BQ達成!!

私の3ヶ月間に及んだ熱い夏が終わりました。ボストンからシカゴまで飛んで、ボストンマラソンクウォリファイタイムを出す為のレースに参加。9月18日で締め切られるボストンマラソン参加申し込み直前の「Last chance to BQ」という切羽詰まったレース 笑。参加定員300名程の小さな大会で、一周5キロ強のトレイルを8周廻るというコンパクトなレースでした。同じところを8周も廻るのは飽きるんじゃないか?と不安があったけれど、リバー沿いの整備されたトレイルは気持ちよかったです。大会側の準備も至れりつくせりで、自分専用の給水ボトルを置くテーブルもありました。

 

ともかく目指せ4時間20分以内!と言うことでひとつ前の4時間5分のペーサーグループに入って走り始めました。ボストンマラソンのクウォリファイタイムは去年より5分速くなったので、確実にボストンを走る為には4時間15分以内で走らないといけません。何とか最初の3周くらいまではペーサーに付いていくも、だんだん見えなくなって来てしまいました。それでも4時間20分のペーサーに追い抜かれることなく、最後は4時間17分51秒で走り切りました。いやぁ、やっぱりフルマラソンは別物、最後の10キロはもういつ足が止まってもおかしくないほどヘロヘロ、それでもここで足を止めたら、ここまで頑張って来てくれた身体さんに本当に申し訳けない!という思いで、最後は気力を振り絞って走り続けました。

 

これまでの人生、「努力」と言う領域を斜めに通り越して来たけれど、今回の体験で限界に挑戦することの素晴らしさを学びました。

 

ボストンマラソンへの申し込みも完了して、後は結果を待つのみ。やるだけのことをやって後は天にお任せです。

 

60歳、初マラソン、BQ達成、これだけでも私の人生の大きな金字塔!!

 

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2周目、快調に走り始めて朝日を浴びて余裕の笑顔。走るの楽しそう。

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3周目。両足浮いてる。自分のペーサーグループより一個前を追いかけたので、レースのほとんどを一人黙々と走ることに。我が人生のパターンここにあり 笑)

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来年4月に自分の住む街Natickをマラソンで走ることになるや否や!

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ボストン→シカゴ→ボストン。人生は行きつ戻りつの不思議な旅だなぁ。