続・虹の向こう側

書いて、走って、旅をする。日日是魔法日和

ボストンマラソンバーチャルを終えて。

なんとなんと3ヶ月もブログ更新してませんでした。

 

旅するはずの私のブログに旅が消えて書くことあまり無くなっちゃったかなぁ。最近はひたすら走ってます。

 

バーチャルになったボストンマラソン完走しました!タイムは4時間45分台でなんとか目標の5時間内で走り切りました。人生2度目のフルマラソンを一人で黙々と走ることになるとは夢にも思わなかったけれど、姿を変えてもボストンマラソンは魔法がいっぱいでした!モチベーションが下がってトレーニングも気合いが入らなかったけれど、日程が近くなるに連れて気分も盛り上がって来て、当日はチャールズリバーをぐるっと廻る周回コースを選びました。お天気と気温もマラソン日和。地元ボストンなので、バーチャルマラソンのビブを付けて走っているランナーも多く、沿道やすれ違う人達からの声援もたくさんありました。ボストンマラソンを走っている!という臨場感が思いの外強かったのはやっぱりこの日を目標に頑張った自分への誇りがあったからかもしれません。

 

フルマラソンを走り切った後に生まれた新しい自分と自信が何より大きなプライズだったなぁ、と思います。マラソンはこれが最後と思いながら走っていたけれど、終わって自分の体が変化していくのが実感出来て、何だかこれからが本番ランナーへの道かも、なんて妄想しています。

 

いつか、本物のボストンマラソンコースを走るのはやっぱり目標!!!

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マスクを巡る大冒険

あれからずっとマスクを作り続けていた。いつの間にか友人達だけに止まらずナバホ族やピマ族へドネーションのマスクも大量に作った。「旅するマスク」と名付けた個性豊かなマスク達はいろんな場所へと旅立ってそれぞれの場所で物語を紡いでいる。マスクにはミッションが授けられたかのように、友人がオリジナルのロゴを考案してくれた。Misaoの「M」、Maskの「M」、Mt.Shastaの「M」にちなんでMの形をシャスタ山のようにアレンジしたイニシャル。なんと描きながら歌う唄付きである。

 

軽やかに

力強く

くるっと回って西東

元に戻って

いのちの息吹♪

 

届いた人に笑顔を渡す、そんなミッションの「旅するマスク」。届いた人達からポジティブなエネルギーいっぱいのフィードバックを頂いている。それだけが一番の報酬。

 

ふと思い立った行動は、やっぱりシャスタの無条件の愛へと繋がっていた。

 

何にだって愛を吹き込めば魔法が起こる。

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ボストンマラソン、キャンセル。選ばれしランナーの行先。

予想してたけど、ボストンマラソンはキャンセルに。124年の歴史上初めてというある意味選ばれしランナーという名誉ある経験と言えよう。初マラソンで初ボストンエントリーの快挙を成し遂げた自分へのせめてもの慰めの言葉として。キャンセルと言っても124回目はどうしても空き番にするつもりはないらしく、バーチャルイベントをやるとのこと。9月7日〜14日の間にフルマラソンを6時間以内で走った人には今年用意したメダルとTシャツとプログラムが授与されるとのこと。一人でフルマラソン、きつい。しかし記念のメダルはやっぱりゲットしておこう。まぁ、6時間以内だからゆるゆると走るというか早歩き程度で大丈夫かも?10月のシカゴ、11月のフィラデルフィアは果たしてどうなるのか?

 

とりあえず、今日も20k程ゆるゆるロングラン。気持ちいいことで人生を埋め尽くそう〜。

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コロナで気づくこと。

コロナウィルス騒ぎでアメリカでは空前のハンドメイドマスクブーム!?家に篭っていて暇なのと着物作りでため込んだ生地が山のようにあるのとで、ひたすらマスクを作っていた。もともとミシンでやっつけ仕事が大好きなので、その手が止まらず、大量にマスクの在庫が出来てしまった。そこで、フェイスブックで繋がっている友人達にマスク配布プロジェクトを慣行。ご希望のデザインを聞いて、その人のイメージを膨らませて生地の柄取りや裏地を選んでオーダーメード。ちょっとファンキーなテイストが好きな人達がリクエストをくれて、喜んでもらえたのが何よりのお返しだった。普段、人付き合い悪くソーシャルディスタンスを人の何倍も取っているけれど、非常時にやっぱり誰かの笑顔を思って少しでも貢献出来るのはうれしい。ああ、私も人類愛っていうのを少しでも持っていたなぁ、と感慨深い。コロナは自分の本質に気づくチャンスも与えてくれる。

 

しかし、そろそろ人類も我慢の限界に来ている感あり。もとの生活には戻れないにしても、普通に外出て買い物したりお茶を飲んだり旅行したり、したいよねぇ。

 

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みんなそれぞれの場所で一緒に乗り越えて行きましょう!!

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このマスク、リバーシブルなのでお楽しみ2倍なのである❤️♫♬

 

 

マラソンマンデー、マスクを縫う。

4月20日、コロナ騒ぎが無ければ今頃ボストンマラソンを走り終えてボストン市内のレストランでシーフードでも食べながら完走祝賀会でもやっている頃か。気温もお天気も絶好のマラソン日和、なんとも残念な日になってしまった。思い起こせば2013年の爆破事件後、逃走した犯人が周辺の街に隠れているということで、あの時も非常事態宣言が出され、街はロックダウン外出禁止令が出て人々は犯人が捕まるまでの数日間、息を潜めて自宅待機した。我が家の上でヘリコプターが旋回する音を聞いて緊張した瞬間を今も思い出す。あの時のように今回もロックダウン、でも今回の敵は見えないウィルス、まるで映画のような現実世界。

 

マラソンも無くなってロックダウンで暇なのででマスクでも作るか。アメリカもマスク着用が義務付けられてしてないと罰金取られるかも!多分これからの世界はこれがスタンダードになって行きそう。アメリカ人がマスクしてスーパーマーケットにおとなしく行列を作って買い物をするようになるとは、想像もつかない世界がやって来たものだ。マスク着用が一般的な日本は感染者数が少ないまま終息することを切に願う。

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外は春爛漫。

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9月14日に延期されたボストンマラソン、ほんとに走れるかな?開催はかなり難しいのでは、と私は思っている。幻の124回ボストンマラソンである。

 

それでも走れる喜びを噛み締めて。生きている奇跡。 

Mystery solved!

隔離生活続いてます。マサチューセッツ州は4月5日までだったのが一ヶ月延びて5月7日まで外出禁止令、でもまだこの先も見通し立たず、いつまで続くか不明です。ボストンマラソンはとりあえず9月14日の予定ですが、開催元から参加出来ない人、辞退する人に参加費返金をする旨の連絡がありました。マラソンレースは返金しないのが通例なので、この措置は本当に異例と言えます。万が一コロナウィルスに感染してしまった人やこの時期働けなくて困っている人達への金銭的人道的配慮でもあるのでしょう。ともかく前代未聞のことに世界は刻々と変わりつつあります。私の中ではこの先に光を見ようとポジティブに捉えるようにしています。この世界は自分を映し出す鏡だとつくづく想う今日この頃。

 

さて、もう一つ、昨日のエピソード。こんな時期笑いが必要、そして自分を笑うのが一番の癒しかと☺️。

 

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日頃近所付き合いの薄い私も流石にこの時期、自分の住んでいるお年寄りの多いコンドミニアムで何か貢献出来ないかと思い立った。それで一人暮らしのお年寄りで買い物に行けない人たちの為にアシストリストに登録した。昨日同じフロアに住む80歳の一人暮らしの男性からリクエストがあったというので、電話でお話。トイレットペーパーとキッチン用の殺菌ワイプが必要とのことだった。我が家はキッチンワイプを使ったことが無いので、商品名をメールで送ってください、とお願いして電話を切った。その後私からすぐにメールを送る。しかし、そこで、大変な失態をしてしまったのである。メールのタイトル欄に「Hell from Michelle」と書いて送ってしまった。Hello と書くところをHell=地獄からのお便り、、、。ああ、送った瞬間に気がつくも時すでに遅し、あまりのショックに胸がブチ切れそうになった。80歳のお年寄り、3年前に奥さんを亡くしてコンドミニアムに引っ越して来たというジム、今は自分も病気でお医者さんから外出はくれぐれも禁止されているという。その彼に「地獄からのお便り」を送ってしまった私。慌ててごめんなさいメールを送ったけれど、その後何時間経っても返事が返って来ない。あまりのショックに凍ってしまったのか、気分を悪くされてしまったのか、もうとことん落ち込んでしまった。ああ、せっかく誰かのお役に立てると思ったのに、やっぱり自分はソーシャルライフに向いて無い?と落ちまくった。それでも心の安らぎを得る為に、大天使ミカエルに祈った。「どうぞ、ジムさんのお役に立てますように、ミカエル、力を貸してください!」と。私は私の良き心を信じた。誰かの心を傷つけてしまったかもしれない自分を慰めた。自分の良き心に影を落とさないように大天使にお願いした。
 
 
そして傷心の心持ちでもう寝よっとベッドに入って最後にメールをチェックしたら、ジムさんからメールが!「電話でお喋りできて楽しかったよ、自分のスピリットが上がった、ありがとう。何しろ3週間も外に出ていないからね。メールが来て返事しようと思いながらちょっとテレビを観ていたら、ドアをノックする音が聞こえて、ドアを開けたら廊下にはもう誰もいなかった。ドアの外にホールフーズの袋が置いてあって、その中にさっきお願いした品が入っていた。君が置いていってくれたんだと思うけど、代金はいくら?ほんとにありがとう!」

 
えっ、いや、そのお買い物は私ではありません。まるで狐につままれたような気分になったけれど、ともかくジムさんからのお返事がうれしかった。これで死ぬまで後悔することなく安心して生きていける 笑)。しかし、誰が?買い物を?まさかの大天使ミカエルの力技???
 

すぐに「気を悪くしないでくれてよかった、買い物は私じゃありません」と返事した。結果、今朝のメールで違う住人が届けてくれたとのこと。ミステリーそるぶど。
 

でも私は思ってる。これ、やっぱりミカエルの力技。信じる者への証だと。
 

隣人を想う良き心をもっと養える今が大チャンス💜