続・虹の向こう側

書いて、走って、旅をする。日日是魔法日和

人と夢、人生の儚さを思う。

夢でフルレインボー。すごくリアルでその儚い姿に夢と現実の境目が薄れた。 どんなに健康体の身体でも、ある日突然病魔に襲われる人生があるということを昨日のALS撲滅チャリティーレースで改めて思った。その昔、ニューヨークヤンキースの大打者ルー・ゲー…

アイリス一輪

私には空から降って来たとしか思えない人生の宝物がいくつかある。それは何かをがむしゃらに追いかけている時に突然やって来る天からの授けもののようだ。 大型シャスタツアーを終えて、シャスタガイドを頻繁にするようになった2003年、ある友人からアド…

母から娘へと繋げる虹の軌跡(4)

その年、2002年は私にとって生涯最も忘れがたい年になる。 マジックナンバー222号は日本の狭山工場で作られてアメリカに出荷された日本国産車だった。納車された後にそれを知った時、あっ、お母さん!と思わず絶句した。工場があるのは母が入院してい…

母から娘へと繋げる虹の軌跡(3)

やるか、やらないか、選択はひとつ。魂では答えは出ている。あまりにも速い展開に心が着いて行けない。心の軸をしっかりと天に通すことが必要だった。そしてそれはシャスタでなければ出来なかった。 セント・ジャーメインがYESと言った。翻訳家YさんからYさ…

母から娘へと繋げる虹の軌跡(2)

2002年の初め、廃車になった車の後に、適用された保険で購入した新車がやって来た。以前と同様、性能の良いホンダのアコード。真新しい薄いゴールドのアコードくんはとても乗り心地がよかった。その後、新しいライセンスプレートがやって来た。ラストの数字…

母から娘へと繋げる虹の軌跡(1)

虹の向こう側へ渡るその日まで、さぁ追いかけろ、光の軌跡を。 自分のお誕生日に娘を産んだある母親にまつわる魔法のお話。 運命の流れが大きく変わる時、人は事故に遭うことがあると聞いた。シャスタに通い始めた2001年の夏、私はロサンゼルスで車の衝突事…

黄昏時の虹に出会えたら パート2

ナンベプエブロの虹から5年後、再び黄昏時の虹が現れたのは夕暮れのシャスタだった。 その日のガイドを終えてお客様達とダウンタウンのレストランで、特別な会食をしていた。ツアーに参加中の著述家のM子さんは、こよなく愛する故郷、出雲のガイドブックを…

黄昏時の虹に出会えたら

あれはとびきり神様に近い虹だった。 10年前にニューメキシコを旅した時、ナンベプエブロというネイティブアメリカンの村を訪れた。アメリカはとても大きくてとても古くて大地と共に人は生きていた。ネイティブアメリカンの母なる大地への自然信仰と日本人…

初女さんの虹

二日続けて佐藤初女さんのことを書いた。それは本当にふと湧いた思いが書かせたのだけれど、今なぜ初女さんに思いが行ったのか、なんと無しに気になって、ウィキペディアの初女さんのページを見に行った。嗚呼、そうしたら、奇しくも今日、二月一日は初女さ…