続・虹の向こう側

書いて、走って、旅をする。日日是魔法日和

ロング・スロージョグの効用

ニューヨーク・ハーフマラソンまで2ヶ月を切ったので、そろそろ気合いを入れて走らねば、と今日は約16キロ走った。前は少しでも早いタイムで走ることばかり気になって、体力の消耗度が高かったけれど、最近はタイムを気にせず、自分の体のリズムに合わせて走るように心掛けている。今日の走りの目標は長い時間走ること、走った時間は1時間45分だった。1キロ平均6分半くらいのスローペースだ。気温は3℃と、ちょっとキリッとした空気感が気持ちいい。

 

30分くらい走り続けると、ふわっと体が軽くなって足元が安定して来た。今日はゆっくり走り始めたので、呼吸も安定している。走る時はいつも雑念と共に、次に書きたいことの構想がふと浮かぶことが多い。それと、一個一個のパズルのカケラがハマるような気づきも湧いてくる。ああ、お宝いっぱい、しまい込んで存在を忘れていた大切な思い出が蘇ってくる。走る前は昨日のことさえ覚えていないくらいぼーっとした頭が、酸素吸入されて活性化されるごとく、記憶が息を吹き返す。

 

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今日は走りながら、朝方に見た夢の意味が突然わかった。それは、大地から巻き起こる虹色の竜巻の夢だった。最初は白い煙のような細いトルネードがだんだん太くなり、それが消えた後に鮮やかな虹色の竜巻になって、こちらに向かってくる。夢はそこで終わって、夢の中ではこっちに向かってくる竜巻にちょっと不安を感じている自分がいた。

 

走りながら、突然夢のことを思い出し、ああ、あれは今の私のエネルギーなんだ、と気がついた。次に書きたいお話のエネルギー。タイトルはもう決まっている。虹にまつわるとても大切な思い出、今の私を支えているとても大切な物語。過去と現在と未来を繋ぐ希望のお話。

 

さぁ、虹の竜巻のごとく、始めよう。