続・虹の向こう側

書いて、走って、旅をする。日日是魔法日和

母から娘へと繋げる虹の軌跡(2)

2002年の初め、廃車になった車の後に、適用された保険で購入した新車がやって来た。以前と同様、性能の良いホンダのアコード。真新しい薄いゴールドのアコードくんはとても乗り心地がよかった。その後、新しいライセンスプレートがやって来た。ラストの数字「222」が何か語呂合わせがよくて、ラッキーな気分になった。その後の驚くべき展開をこの時はまだ知る由も無かった。

 

新しい車が来てすぐ後、私は海外のスピリチュアル本の翻訳家Yご夫妻が日本から遊びにいらっしゃるということを知り、サンフランシスコでアメリカ初の講演会をして頂くことをお願いした。以前から一度お会いしたいと思っていた方達で、喜んで来てくださることになり、興奮していた。お二人を空港にお迎えに行き、まだご挨拶もそこそこのうちに、私は「お二人が私と出会ったことはシャスタと出会ったと言うことです。ぜひシャスタツアーをやりましょう!」と熱く語っていた。今思い出しても、なんという無礼千万な態度だっただろう、と冷や汗モノだ。あれは、突然勝手に口から飛び出てしまったコントロール不能の魂の叫びだった。

 

お二人とも呆気に取られながらも、「シャスタはぜひ行ってみたい場所だったから、ぜひ」と仰ってくださった。好奇心と冒険心いっぱいのYご夫妻の大きな心に感動したものだった。

 

その後、言ってしまった自分に不安がのしかかって来る。まじか?やれるのか?全く素人の私が大きなツアーを組んでシャスタに人を連れていく、そんなこと、可能なのだろうか、それは大きなエゴなんじゃないだろうか、自問自答が頭に渦巻いて、それでも答えは出なかった。

 

大雨の降る中、全米各地から参加者が集まってくださり、お二人の講演会が無事に終わった。

 

その数日後、アコードくんを運転して友人達を冬のシャスタへ案内した。222の新しいライセンスプレートが付いて初めてのシャスタへのロングドライブだった。私にはひとつのアイデアがあった。そう、シャスタで私の不安への答えをもらおう、シャスタに行けばきっとその答えはある、と。

 

シャスタに遍在するという、アセンデッドマスターのセント・ジャーメインに「どうぞ答えをください」と祈った。

 

222のアコードで雪降るシャスタに到着。翌日、日付は偶然にも2002年2月22日だった。

 

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今も頑張ってくれている愛車アコードくん、ありがとう。