続・虹の向こう側

書いて、走って、旅をする。日日是魔法日和

インドは人生の味わいを深めるスパイス王国。

昨年12月、初めてインドを旅した。旅したのは西インド、ラジャスタン州ジャイプールとジャイサルメール、パキスタンとの国境近い砂漠の町。

 

ヨガナンダやババジやガンジーやブッダの生まれた精神性高い不思議の国インドに憧れても、カオスのイメージが強すぎてインドにはまず行かないと思っていた。それがある日突然インドの女神様に呼ばれて、総勢11名のツアーを組んで旅をした。どうしてこうも極端なことを選ぶのか自分でも摩訶不思議だけれど、とうとうインドまで行けたので、もう今生で怖いもは無い。そんなふうに思えるほどインドはインパクトのある国だった。

 

インドに行ったら絶対にお腹を壊しボロボロになる自信があったのだけど、不思議なことにデリー着陸寸前にJALの飛行機の中で猛烈にお腹が痛くなって着陸と同時にトイレに駆け込んだ以外、インドでは全く元気だった。砂漠でキャンプをしたり、らくだに乗ったり、トラックの荷台に乗せられたりの大冒険の末、信じられないくらい元気で帰って来た。インドは不思議の扉を開ける。帰って来てから何か新しいエネルギーが押し寄せて来たのか、人生の次なるステージを意識するようになった。

 

人と野良牛が共存していたりトゥクトゥクという三輪自動車のタクシーがものすごいスピードで狭い路地を飛ばしたり、もちろんプチ・カオスは体験したけれど、それも色鮮やかな旅の思い出になった。ぼったくり商人もいる、お金をせびる人もいる、富と貧しさが思いも寄らない大きさで共存しているので、心が辛くなる場面もある、でもそこに生きる人たちはその日その日をまっすぐ前を向いて生きている。そんな熱い生命エネルギーで溢れている。

 

ひとつだけ、お腹を壊さないための鉄則として、ボトルの水以外は絶対に飲まない。歯を磨くものボトルの水、生野菜と果物は食べない(バナナとみかんはOK)、これだけ守ったらまずは大丈夫。

 

インドカレーは薬膳スパイスの宝庫だから、これだけ食べていたらお腹も元気、ジンジャーとスパイスのたっぷり効いたチャイも美味しい。食べ物が大丈夫なら断然旅は喜びを増す。

 

さあ、人生の味わいを深めるスパイス王国インドへ、運命の新しい扉を開けに行ってみるのはいかが?

 

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普通に街中ですれ違う野良牛さん。おとなしいです。

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野良牛さんの横で地元の野菜を売る女性達。旅行者は生では食べてはいけないやつ。

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荷台を押す人々。

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荷台を押す人。

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姫達の荷物を運ぶ男達。これぞ地天泰のあるべき姿!

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砂漠に荷車、何のため?答えは下に↓

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ラクダに乗った思い出よりもお迎えの車が来ずにあの荷車に乗せられて砂漠を移動した冒険度の方が勝ったのであった。

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ビレッジでのおもてなし、豊かな時間

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シンプル&クリーン&デリシャス!

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真剣な目のインド商人。リバーシブルのスカーフを売る決まり文句が「サンデーマンデー」(こっち側は日曜日、反対側は月曜日、二通り使えてお得です!)どの店の商人も同じセリフで迫ってくる。でも、クウォリティーが良いのにともかく安い!ぼられてもまだ安いのだ。

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手作業で織られた美しいカーペット、次から次へと出して来て「美術館レベルのクウォリティだよ」と売り込む。値段は最後まで言わない。さて、一体いくらするんだ?どんだけ高いの?そろそろ値段を教えてくれ!と言うと、なんと予想より遥かに安いんでびっくり。我が家には不釣り合いなので買わなかったけれど。

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扉の向こう側は?未知との遭遇、インドの旅。

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家の前にガネーシャの絵があったらそれは結婚式への招待状。Eveybody is welcome.