続・虹の向こう側

書いて、走って、旅をする。日日是魔法日和

ランモチ(ラン・モチベーション)を上げよ。

フルマラソンまで一ヶ月ちょっと。暑い夏場のトレーニングにへこたれ気味で先週はトラックでスピードトレーニング中に突然燃え尽きた感に襲われた。ああ、私、なんでこんなに走っているんだろう、とふと足が止まってしまった。誰もいないトラックの観戦ベンチに座り込んでひとしきりぼーっと風に吹かれた。その後、ちょっと気を取り直してとりあえずトレーニングを終えた。

 

フルマラソンは別物、魔物。私の体力では未だ到達できない万里の長城のようだ。ふと魔が差して走れるような気がして挑戦を始めたけれど、日に日にマジか?と体が悲鳴を上げ始めた。その悲鳴のピークが多分、先週の燃え尽き感だろう。それでもその先を行こうとする魂の意思がある。ここで止めたら一生後悔するというのが明白なので。そうしたらなんだか少し体がシフトしたかのようで、20キロのロングランが少し楽に走れた。もう無理だ、と思うちょっと手前まで行けた。

 

魂の決意は凄い、今しか出来ないチャレンジを体は受け入れているんだな。私の脳みそがそれにちょっと追いつけていなかったのかもしれない。

 

「走れることが凄いんじゃなくて、走ると決めたことが凄いんだ」

 

そう自分を奮い立たせる。

 

泣き言書いてまた一歩、前に進め。

 

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ロブスターを追いかけろ🦞🏃🏻‍♀️🌈

先週末はメイン州ケープエリザベスで10Kレースを走りました。ナイキ主催なのでエリートランナーも走る結構大きなレース。コースト沿いの起伏のあるコースがちょっときつかった。タイムは56分20秒、目標より遅かったけどまあまあでした。

 

メイン州と言えば、ロブスター🦞!ラン旅の醍醐味を味わうにはやっぱり地元の食と風光明媚な観光が欠かせません。

 

ロブスターを追いかけて走る私🦞🏃🏻‍♀️旅の終わりは🌈が出た。

 

フルマラソンまで後5週間弱。まだまったく自信無いんだけど。

 

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トレーニング+テクノロジーの先は?

マラソンまで後6週間。今年のボストンは猛暑に見舞われてトレーニングも汗だくです。多分人生で一番汗をかいた記録的な夏として生涯の思い出になるに違いない。暑いのでロングランが厳しく、満足のいく走りがまだ出来ていないのが不安のタネ。こうなったらやっぱりテクノロジーに頼るしかない!とナイキの最新ベーパーフライを購入しました。本番でビヨンビヨンと飛ぶように走れる神シューズ。しかし、このデザイン、最初に箱を開けた時は、「なぬ?紐が斜めに?これは何かの間違いでは?不良品?」と思うほどバランスが斬新。どうもエリートアスリートの意見を取り入れて、足の甲に紐の部分が当たらないように、とデザインされたらしい。ともかくこれでビヨンビヨンと走りたい。

 

トレーニング+テクノロジー=火事場の馬鹿力 を期待する。

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加速的に増える白髪のように走りも速くなれ!

この週末は熱波に見舞われているボストン、今週末予定していた28キロのロングランを気温の低かった2日前に敢行しました。チャールズリバー沿いをゆっくり、ともかく28キロ達成を大目標に黙々と走りました。チャールズリバー沿いはハーバード大学とMITに囲まれているので、若い人達のランナーも多くて良いエネルギーもらえて走るのも気合が入ります。かの村上春樹さんがこよなく愛したランニングコースでもあります。なんとか走り切って、とりあえず目標達成。しかし、あと7週間でフルマラソンを4時間20分以内で走りきる自信は全く無しの状態。さて、どうなるか?最後の最後で火事場の馬鹿力が出るのでしょうか。

 

 

ふと髪の毛見たらシルバーヘア猛進中です。憧れの島田順子さんにはまだ届かないけれど、なんだかうれしい❤️加齢を楽しむ、日々の香り有り。

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散るまで進め。

年齢60歳、体重38キロ、骨粗鬆症、体育経験中学生時代バレーボール部万年補欠、苦手な競技徒競走、スピ系、2010年秋に西海岸からボストンに引っ越して翌1月、スキーで転倒して圧迫骨折、コルセット生活1年送る。ゆるゆるジョギング歴4年。さぁ、そんな私がある日突然、マラソン界の最高峰ボストンマラソン参加を目指してトレーニングを始めた。5K、10K、ハーフマラソン、ここまでは何とか到達したものの、フルマラソンのトレーニングを始めてみて、その目指すものの大変さに改めておののく。この歳になってトラックでスピードトレーニングや坂道を走り込む等、まさか自分がやるとは思いもかけなかった。何だろう、この原動力。人間の体は限界のちょっと手前まで頑張ると徐々に次のレベルにシフトするみたいで、先週末25キロ死にそうになりながら走り切ってもう次なんか考えられないくらい消耗したのだけれど、めげずに続けてトレーニングしていると、今週末の28キロ挑戦にまた闘志が湧いてくるのだ。

 

今まで眠っていた体の機能がやっと起してもらえたのを喜んでいるみたいに、限界のちょっと手前の挑戦を楽しんでいる。

 

失うものは何も無い。歳を取るのもなかなか面白い。

 

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おっ、独りで全開している ^^。散るまで進め!

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白髪、すっぴん、しみ、しわ、体育会系な60代に突入。散るまで進め!

 

独立記念日ラン

マラソンへの道の途中、トレーニングがてら独立記念日の5Kを走りました。

 

小さな町の小さなレースの割にレベルが高く、60〜69歳のエイジグループで3位でした。1位は64歳で5Kを23分、いやぁ、速い!私は27分弱だったので、全然かないません。でも、今の私の精一杯の走り、まぁ、頑張っている自分に拍手を送りたいと思います。👏

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ゴール時の一枚。随分アスリートみたいな顔になって来た。前は笑顔でゴール出来たのに、最近は真顔!ちょっとゆとりが無いなぁ、もっと笑顔でゴール出来るように心臓強くしたい。

 

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レースの後は独立記念日のパレードをまったりくつろぎながら見学。

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「女性に投票権を!」人権の平等の為に戦って来たアメリカ建国の地、ニューイングランドならではの政治的メッセージも込められていました。
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戦車よりやっぱりこっちの方がいい。

 

バトルフィールドロード・ランニング

気分によって走る場所を選んでいる。今日はBattlefield Road。アメリカ独立戦争の口火を切った場所。イギリスの圧政から逃れてアメリカ大陸へ移住した人々が押し寄せるイギリス兵を相手に火花を散らしここで戦った。今ではアメリカ建国の歴史的モニュメントとして管理されている。トレイルの脇に「イギリス兵ここに眠る。1775年4月19日」と刻まれた石碑が数カ所、当時の壮絶な戦いが今もそこに閉じ込められているかのように時空を漂っている。ここを走っているとふと当時の戦う人たちの足音が聞こえて来るような気になる。244年前の4月19日にバトルフィールドと化したこの場所で命を落とした英霊が今は静かに私たちの足音に耳を澄ましているような気になる。ふと、「君は何と戦っているのだ?」と問いかけられた気になった。バトルフィールドロードを選んで走っている自分に、この場所に足を向けさせる何かがあるのか?と言う自問だったかもしれない。問いかけの答えはすぐに返って来た。「出来ない、と思っている自分の心と。」

 

そう言えば、ボストンマラソンは毎年4月第3月曜日のペイトリオッツデイ(愛国記念日)に開催される。この場所で始まったアメリカ独立戦争を記念する日。ボストンマラソンを走るランナー達の地鳴りのような足音が244年前のその日のバトルロードと重なる。ああ、ボストンマラソンへの道ここにあり。

 

私の答えに、石碑の近くに眠る兵士がふっと薄目を開けて、「そうか、その汗の向こうに勝利があることを祈るよ」そう呟いてまたそっと大地に沈み込み、深い眠りへと帰って行った。

 

走りながらインスピレーションをもらえる貴重なトレイル。

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