続・虹の向こう側

書いて、走って、旅をする。日日是魔法日和

私を構成するもの

「魔法」という言葉が大好きです。

 

自分の人生はマジで魔法で構成されていると信じている。特に30歳を過ぎてから人生後半はもう降り注ぐ魔法によって流されて来た。「流される」という受動的な表現になるのは、思いもしない不思議なこと、に象徴される「魔法」は自分の意思を超えた大きな力によって動かされているからなのかもしれない。

 

アメリカに移住して25年。若い頃から海外移住を夢見ていた。アメリカでなくても、どこかここでない場所、という儚い夢だった。それがまさにある日突然、「ご神託」によって海外移住の夢が開いた。というのは、当時付き合っていた今のパートナーが転職先を探すと言うので、私もパラパラとある求人情報誌をめくってみた。そこにふと、「本社、サンフランシスコ」と書かれている会社を発見。見た瞬間に「あっ、ここ!ここに行けばきっとすぐにアメリカに行ける!」とワケもない確信が走る。そして、結果、パートナーはその会社に転職し、25年後の今、こうやってアメリカに移住を果たした。あの時の電光石火の直感は一体なんだったんだろう、今もしきりに思う。人生のある時期、精一杯尽くしてもうまく行かなかった時、「自分はもう出来ることは十分にやった。それでも叶わないのならば、もう全て天にお任せします!」と天に向かって宣言した。あの時以来、天の意思は私の直感となって道を示してくれているのかもしれない。

 

なぜ、ご神託、か、というと、パートナーが当時転職した会社の名前の日本語訳がまさに「ご神託」なのであった。という実しやかな嘘のような本当の話。

 

ご神託で始まった私のアメリカ生活は、その後も思いもかけない魔法で溢れる日々となる。